まずは、現在の歯やお口の状態、全身の健康状態についてカウンセリングを行います。必要に応じて歯科用CTやレントゲンなどの精密検査を実施し、骨の量や質、インプラントを埋め込む位置を正確に把握します。
精密検査の結果をもとに、患者さま一人ひとりに最適な治療計画を立てていきます。骨の量や質、全身の健康状態、治療にかけられる期間やご希望などをうかがいながら、治療の方針を細かくご説明します。
サージカルテンプレートは、インプラントを入れる位置を正確に決めるための“型”です。これを使うことで、ズレのない安全な施術ができるようになります。
局所麻酔を用いて、インプラント体(人工歯根)をあごの骨に埋め込みます。手術は衛生管理の行き届いた環境で行われ、通常は1~2時間程度で完了します。痛みや腫れに配慮し、できるだけ負担の少ない方法を選択しています。
インプラント体が骨としっかり結合するまでには、通常2〜6ヶ月の治癒期間が必要です。その間は仮歯を装着することで、見た目や咀嚼機能を維持できます。定期的に経過を確認しながら、適切なタイミングで次のステップに進みます。
骨との結合が確認された後、アバットメントという連結部品を取り付け、上部構造(人工の歯)を装着します。仕上がりは自然で、周囲の歯と調和します。治療後は定期的なメンテナンスを行い、長期的な安定と健康をサポートします。